生活お役立ち「四方山話」蓄電池編Ⅱ
節約四方山話パート9 蓄電池編Ⅱ
2021/3/5 節約 節電 光熱費削減の豆知識 蓄電池
こんにちはパーソナルサービス小倉です。
引き続き、家庭用の蓄電池についてお話していきます。
前回のパート8では、蓄電池は「お財布からお金が出ていくのを減らす機械」とお伝えしました。
今日は少し技術的なお話も入りますから、できる限り解りやすい言葉で伝えていこうと思います。
蓄電池の基礎知識
家庭で使う蓄電池には大きく分けて三つのタイプがあります。
①スタンドアローン・・・もう難しい専門用語になりましたね
これは、蓄電池に電気エネルギーを貯めて有事の際に蓄電池本体にあるコンセントに直接使いたい電化製品を差し込めば電気が使える蓄電池になります。
ですから、節約・節電の意味合いよりも震災、停電、災害などでライフラインの電力が止まる(停電)になった場合、どうしても電気を使いたいもの【携帯充電・パソコン・テレビなど】に電力を供給することを第一に考えた蓄電池になります。
イメージとしては、自治会ごとに公民館に一台備えておくような機械だと理解してください。
ネット通販などで、キャンプに持っていける蓄電池など様々なタイプが市販されていますがこの部類だと思っていただければよいと思います。
②特定負荷タイプ蓄電池・・・これまた難しい言葉です。
まず負荷とは・・? 電気を使って仕事をする電化製品すべてを負荷と考えます。
そのうえで、特定負荷とは・・・お家の中て゛電気を使う場所・電化製品は多岐にわたります。リビング・キッチン・お風呂・寝室・廊下・トイレ・洗面所・照明・エアコン・外灯等々のすべてが電気を使う負荷となります。
特定とは、その中で特に大切な場所のみで使えるエリアだけを蓄電池でカバーするという意味になります。
例えば、大きな地震(あってはならないですが、あえて説明の上での考え)があり、大規模で長時間の停電があった場合、お家の中の一か所の部屋のコンセントからは蓄電池から電気供給できる仕組みが特定負荷蓄電池となります。
イメージとしてはリビングかキッチンの一部屋を特定エリアにすることで、停電時には蓄電池に貯めた電気で冷蔵庫は使えます。
同じ部屋の照明も点きます。コンセントからの電気でTVも見られます。もちろん携帯電話の充電も。
ただ、特定負荷の蓄電池の弱点は電気を貯めておく容量が大きくないということです。
電気をたくさん使うエアコンなどの電化製品を使えません。かりに使うとすれば30分も持たない程度になります。
では、特定負荷タイプの蓄電池は使えないのかの疑問が出ます。
いえいえ、十分お家の節電・節約・光熱費削減に貢献できる優れた蓄電池なんです。
震災や災害はもしもの時と理解ください。通常では電力会社から電気を買い、屋根の太陽光パネルで発電して電気を使い、蓄電池に貯めた電気を使って生活することになります。
先ほどの、特定負荷の部屋を家族がもっとも過ごす時間の多いところにすれば蓄電池の電気を使って光熱費削減ができるんです。
昼間で晴れた日には太陽光で作った電気(これはコスト0円)を夕方から夜にかけて消費すれば電力会社から電気を買わずに使えますよね。蓄電池に貯めた電気がなくなれば電力会社から買う電気になります。
さて、夜に空になった蓄電池は夜の11時からの電気料金が安い時間帯にまたまた充電を行います。昼間の電気料金に比べると半分以下の価格で電気を貯めておきます。
その電気を朝の生活で蓄電池の電気を使います。
これを一年間、毎日繰り返すんです。どうですか? 光熱費が下がるからくりが少しイメージできましたか。
これが特定負荷タイプの蓄電池です。蓄電容量4kW
③全負荷タイプ蓄電池
先ほどの、特定負荷とは違い、お家丸ごとすべての電気が蓄電池で使えるタイプです。
もちろんエアコンや炊飯器など電気をたくさん使う電化製品も使えることができる蓄電池が全負荷(全部の電気を使う機器OK)タイプになります。
当然、電気を貯めておく容量も大きくなります。最低でも7kW以上の容量で20kW 30kWなどもラインナップとしては各蓄電池メーカーはもっています。
皆さんの良くしっている電気自動車(ニッサンリーフ)なども家庭で電気を使う場合は全負荷タイプに位置付けられます。
これが全負荷タイプ蓄電池7kWです。
全負荷タイプは良い事ばかりと考えがちですが、蓄電池の容量が大きい=値段が高い になります。
光熱費を引き下げる目的で、蓄電池に大きなお金をかける・・・なにかおかしいですね。
次回の節約四方山話では蓄電池Ⅲとして、どのタイプを選ぶことが節約・節電・削減につながるのか?
についてお伝えしていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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